2007.9.25

1.  政権を途中で投げ出した安倍内閣に代わって本日、福田内閣が発足した。この内閣は、自民党が次期総選挙での惨敗・政権交代への恐怖感から派閥談合をして、強権的イメージの小泉・安倍版から協調ムードの福田版へと「表紙」を差し替えたに過ぎない。それゆえ、国民に厳しい批判を受けた安倍内閣の閣僚がほとんど再任されたこの「本」に、旧版との違いを見出すことは困難である。

2.
 新内閣が先ず取り組むべきは、先の参議院選挙で示された自民党惨敗と与野党逆転という民意に応えることである。つまり、6年半にわたる成長重視の「改革路線」が社会のあらゆる分野に格差を拡大し国民の激しい批判を受けたこと、また「対米追従の外交」が日米軍事一体化と「専守防衛」の国是を踏みにじる自衛隊の海外派兵につながり国民の強い不安・不信を招いたこと―を厳しく受け止め、この路線の転換・是正方策を示すことである。
 しかし、福田首相は、参議院での与野党逆転に対応して若干の格差是正策を取り、また明文改憲の衝動は抑えるであろうが、弱肉強食の構造改革路線の継続と対米追従の外交路線の踏襲を、総裁選で明らかにしている。したがって福田内閣は民意を戴した政権とは到底言えず、早晩、行き詰まるであろう。

3.  今日、日本の社会に求められるのは「平和・自由・平等・共生」の社会民主主義的政策の実現である。わが党は、国民の暮らしと日本やアジアの平和を脅かす新自由主義・新保守主義に対する対抗軸は、この社会民主主義であるとの確信に立って、格差是正と護憲・反戦平和の旗幟を鮮明にして院内外で闘ってきた。力量不足から参議院選挙で後退を余儀なくされたが、そこに示された民意はわが党の主張の正当性を証明したと言える。このことを改めて確信し、院内では野党共闘の場で積極的に政策・立法の提起を行ってその実現を迫り、労働運動・市民運動などの院外大衆闘争を喚起しまたこれと連携して、福田内閣を早期解散・総選挙に追い込んでいく。

4.  これらの闘いを通して、わが党は当面する解散・総選挙で何としても二桁の議席を獲得する。そのことを通じて衆議院でも与野党逆転し、政権交代をめざす。ここでめざすのは、「憲法の理念を実現する政権」である。わが党と日本の将来を賭けて総選挙勝利に全身全霊を傾注する。

以 上