2010.8.29

1.  私は、7月29日の三役・常任幹事会で、参院選敗北の責任を明確にするため、執行部の総辞職を提案し、自らも副党首辞任の意思を表明した。その意図するところは、同日付けの小論(ホームページに掲載)のとおり「危機意識を共有して選挙総括と党再建の論議を!」全国で起こすためである。
 ところが、これが8月20日頃になって突如、マスコミに捻じ曲げて大きく取り上げられた。例えば、「福島党首の下では党再建は不可能だとして副党首の辞任届を提出していた」「又市氏は当面は党にとどまる意向だが」「民主党の小沢一郎前幹事長や輿石東参院議員会長とも近く」等々である。


2.
 そこで私は、8月24日、T紙のインタビューに応じ次のように話した。

―先月29日に副党首の辞任届を出されていたようだが。
 参院選敗北と総括論議のもたつき、加えて辻元氏の離党で、三役の責任と指導性が問われている。例えば赤字続きのJALの経営陣が総退陣を表明して必死に再建策を立てて株主総会に臨んだように、私は執行部が総辞職を表明して党再建策と決意を全党に示そうと提案し、自らも辞表を提出した。「ご免なさい。これからも頑張ります」では済まない。けじめが必要だと思う。

―離党した辻元氏との連携を取沙汰する向きもあるが。
 私が離党を検討? 冗談にしても悪質だ。参院選で党を支持頂いた224万の人々の期待に全力で応えていく。日本の社会に社会民主主義の主張は不可欠だ。辻元氏は路線や政策が一致しているのに非常に残念だ。今後の党の展望や進路をめぐる党内での論議不足が原因ですね。

―福島党首が前回より26万票も減らし、その責任を問う声も強いようだが。
 うーん。本部内にも地方にも少なからずその声はある。ただし、それは個人の責任もあるが党全体の敗北なのだから、私は総辞職を表明すべきだと言ってきた。

―福島党首の党運営に不満の声が公然と上がっているが。
 民主党でも菅さん、自民党でも谷垣さんに、わが党どころでない批判が出ている。福島氏の愛党精神や行動力は抜群で、これは誰もが認めるところだ。ただ、長くなってくると独走というか独断専行の面も出てくる。これを補佐するのが副党首や三役の仕事だが、上手くいっていない面もあった。一般論だが、リーダーは執行部全員の声に率直に耳を傾け、反省すべきは反省して協力を仰ぐ姿勢が大事だ。

―話は戻るが、副党首の辞表の扱いはどうなるのか。
 それは福島党首がどう判断するかで、私がとやかく言うことではない。

―27日の全国代表者会議の目的は。混乱はないか。
 一つは参院選総括案の提示と一定の論議、二つは党再建案の提示だが、これが出されないから私も怒っている。三つは統一自治体選方針案の論議だ。四つ目はこれらを含めて党の結束・前進を図る気合い合わせだ。選挙敗北のケジメと全体が納得できる役員体制が整えば混乱はないし、その余裕もない。


3.
 8月27日の全国代表者会議を前に、党首・幹事長から慰留があった。また全国のブロックを代表する数人の方々とも話し合いを持った。その中で確認できたことは、今回の選挙敗北は執行部総辞職に当たるほど重大な事態であること、これまでの党運営には反省すべき点もあること、党再建計画を早急に全党で論議すべきであることなどであった。こうした確認の上に私は総辞職論と自らの副党首辞任届を取り下げ、一致協力して党再建に努めることを確認しあった。
 この間、マスコミの曲解に基づく報道とは言え、ご支持頂く皆さん方にご心配やご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げる。



以 上