2015.4.23

(1) 川内原発の再稼働差し止めを認めない決定について
 昨日、鹿児島地裁は、国の新しい規制基準や川内原発が基準に適合しているかどうかの判断について不合理な点は認められないなどとして、再稼働差し止めを認めない決定を行ったが、国の「安全神話」に乗っかるだけで、住民の不安や指摘されている問題点に真摯に答えていないのではないか。昨日、その旨の談話を出したが、引き続き市民の皆さんとともに川内原発再稼動阻止に向けて取り組んで行く。
       
(2) 戦後70年総理談話について
 戦後70年の安倍総理談話は、各方面から注目されている。昨日の日中首脳会談でも、中国の習主席は「日本が真剣にアジアの隣国の懸念に対応し、歴史を直視して積極的なメッセージを発信するよう希望する」と述べ、安倍首相は「村山談話、小泉談話を含む歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継いでおり、今後も引き継いでいく」と応じたと伝えられている。しかし他方では(村山談話、小泉談話と)「同じことを入れるのであれば、談話を出す必要はない」とも繰り返し語っており、「植民地支配と侵略」「反省とお詫び」などを外そうとしているのではないかとの懸念も持たれている。
 本来、国の意思として日本の歴史認識と進路を示すのであれば、総理談話ではなく、村山談話や小泉談話を踏まえた国会決議にすべきだというのが社民党の見解だ。
 今後、各方面に働きかけたいと思う。
       
(3) 安倍首相の訪米に関して
 @ 党首会談を行い、野党の意見を聴くべきではないか
   安倍総理は、26日から訪米し、日米首脳会談や議会での演説も予定されている。一国を代表して重要な首脳会談に臨むに際して、かつて、小泉総理などは野党党首を招いて説明し、意見や注文も聴いたが、安倍首相にはそうした懐の深さが見られないのは残念だ。今後、重要な外国訪問の際は、野党の意見も聞くべきだ。
A 与党の安保法制合意の内容は「自衛隊を米軍の傭兵化するもの」ではないか 
   安倍首相の訪米に間に合わせて21日に安保法制の与党合意が成されたが、報道で見る限り、これまで憲法9条に基づき「専守防衛」に限定してきた自衛隊の活動を、質量共に転換、拡大し、世界の戦場により近づける内容であり、その意味でわが党の福島副党首が「戦争法案」と指摘したことは当を得ている。「自衛隊が米軍の傭兵化していく」公算が高いのではないか。今後の国会審議でこの点を厳しく追及していきたい。
B 法改正もされていないのに日米ガイドラインの改定は脱法行為ではないか
   日米首脳会談の前日、外務・防衛両大臣が訪米し、2+2の会談を持ち「日米防衛協力の指針」(ガイドライン)の改定に合意するという。何一つ法改正が行われていないし、国会にも諮らないで、「戦争法案」成立を前提にしたかかる対応は、脱法行為、国会軽視だと批判しなければならない。

以 上