2015.7.30

1.8・3「村山談話と戦後70年」集会への参加歓迎
 8月3日午後6時から、憲政記念館講堂で、「―戦争による平和はあり得ない―『村山談話と戦後70年』集会」を開催します。大勢の皆さんのご来場を歓迎します。
       
2.安保関連法案について
@  参議院で安保関連法案の審議が始まった。審議が進めば進むほど、安保関連2法案が「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と宣言した憲法9条に反し、また歴代政権が一貫して「集団的自衛権の行使は憲法上許されない」としてきた憲法解釈を180度転換して「限定的には許される」と安倍政権が言い募っても論理的整合性がないことも明らかです。だから圧倒的な憲法学者や日弁連、内閣法制局長官OBといった専門家たちがこぞって撤回・廃案を求めているのです。
 しかし、安倍政権は、こうした批判を無視して法案を強行する構えです。これは、立憲主義はもとより、戦後民主的に確立されてきた法理への反逆と言うべきです。
 A  その安倍内閣の本音を吐露したのが、礒崎首相補佐官の「(考えるべきは我が国を守るのに必要な措置かどうかであり)法的安定性は関係ない」という発言です。これまで政権が「憲法解釈には論理的整合性と法的安定性が求められる」と言ってきたのは嘘だと言うことです。これほどあからさまに憲法を無視した公務員・国会議員は罷免が当然であって、安倍首相に更迭する意思がないとすれば、それが安倍内閣の本音だという証明です。
B  安倍首相は、「批判や反対ばかりせず、対案を示せ」と開き直り、野党を自分の土俵に引き込もうとしていますが、憲法違反は違反と言うほか対案などあり得ないのであって、しいて対案と言えば「憲法を守れ」ということ、スピード違反には「違反するな、道交法を守れ」という以外にないでしょう。
       
3.中国脅威論について
   違憲立法の理由に「安全保障環境の悪化」を挙げ、軍拡と海洋進出を進める中国への対抗力を強めようというのが狙いです。つまり、安倍政権は、日米同盟と周辺諸国との連携強化で中国への抑止力を高めたいというのでしょうが、国力を飛躍的に高めている中国と軍事的に対峙する発想はたいへん危険であり、これに与することはできません。両国間の歴史認識の問題の複雑さがある下で、安倍氏の偏狭な歴史認識を考えると非常に危うい。
 わが党は、2001年に『北東アジア総合安全保障機構』構想を打ち出し、日本・中国・韓国・朝鮮・モンゴル・ロシア・カナダ・米国の8か国の域内で紛争が生起しても決して武力行使はせず話し合いで解決する、信頼に基づく安定した地域秩序を築くことを提唱しました。中国・韓国・モンゴル・ロシア政府は賛意を示しました。今日的には、これを東南アジア諸国連合(ASEAN)やオーストラリアに広げ、脅威を低減させる外交努力こそが現実的でしょう。安倍政権はまったく逆で、中国包囲網づくりに狂奔しています。
 違憲立法の撤回と、こうした本質的な安全保障論議を求めていきます。

以 上